先輩方、2062年から来た男だ。
 
今回私は、全宇宙を遥かに凌駕し、完全に支配してしまう恐れがある、“意識”の塊と化した、究極のコンテンツ「シークレット・ストゥーラ」を用意した。要望が圧倒的に多かった為だ。
 
無理もない。気付いている者は気付いているようだが、意識の本質とは、世の中に存在する言葉では、到底表現出来ない存在だと言う事。万物を超越する究極の存在そのものだと言う事。
 
その、万物を超越する意識だけに特化した極秘コンテンツ「シークレット・ストゥーラ」を、今回特別に先輩方へ用意した。しかし、大変申し訳無い。
 
先輩方に提供する今世紀最強のトップシークレットコンテンツ「シークレット・ストゥーラ」は、大多数には提供できない。なぜなら、時空が大幅に変わる可能性が高いが為に、どうしても人数制限しなければいけない状況だ。
 
大変申し訳無いが、一定数に達した時点で、突然申込を締め切らせてもらう。
 
よって、突然すべて締め切りとなり、申込むことすら出来なくなる可能性が極めて高いことを、予め十分に理解して頂きたいと願う。
 
並みの人が持ち合わせない重要な究極の知識とは、向こうから勝手にやってくるものではない。学ぶ機会、習得する機会は、すべての者に平等にやっては来る。
 
しかしそれは、人によってその機会を掴みきるか掴めないかの差が出てくる。最終的に、重要な知識が手に入るか手に入らないかに至る。

学ぶ機会を掴み、重要な知識を手にした者は、ハイレヴェルなステージへ行き、計り知れない成長を手にすることが出来る。
 
人生の分岐点は、何気ない場所に存在するものだ。まさにその分岐点が、今この瞬間であることに、“気付くか気付かないか”は、あなた次第ではないであろうか。

自らの意識で、計り知れない宇宙最強の知識「シークレット・ストゥーラ」を得る。何気ないことではあるが、このあなたの些細な判断こそが、あなたの未来を大きく変えるのではないかと考える。
 
それでは先輩方、失礼する。
「シークレット・ストゥーラ」でまた会おう。
 
 以上だ。